FC2ブログ

NHKのハロルド・メイ特番感想


先日NHK BSで放送された「ザ・ヒューマン:プロレス、新世代へのゴング ハロルド・メイ」を見た。どうしてNHKが皆様の受信料を使って突然勝手にこんな番組を作るのか、個人的には理解しがたいのだけれど、それはそれとして、滅多に見れない舞台裏が垣間見えて興味深かった。


番組内容を真に受けると、2020年ドーム大会2連戦実施には、新日本社内に抵抗感が広がっていたとのこと。社内コンセンサスがないままにゴーサインが出ていたということなんですかね。それでも最終的には目標の動員を達成してハッピーエンディング、というお話だったけれど、オレはもっと社内全体が我が世の春とばかりにイケイケオラオラでやっているのかと想像していたので、会議のシーンなどでのテンションの低さは意外でした。こんなこと、イヤイヤやることじゃないと思いますけどね。


あと、ちょっと気になったのは、LA道場での食事が味噌ちゃんこだと言うこと。そこはステーキやハンバーガーでもいいんじゃないんですかね。箸まで使わせて、青い目の道場生がちょっと気の毒に見えました。まあ、1日3食、全部ちゃんこということではないのかもしれないけれど。


メイ社長がじきじきにアメリカでのハウスショー会場を訪れ、記念写真スポットの設営やグッズ販売の長い列を気にかけるといったシーンも流されていました。社長さんがそんなことまで分かっているというのは悪いことだとは思わないけれど、ただ新日本が今後、売上を2倍、3倍と躍進していくために必要なのは、ハウスショーの連打より、やはり今は放映権・配信権料バブルに乗ることなのでは?メイ社長にはまさにそちら方面で実力を発揮して欲しいですよね。ただそこはテレ朝との関係がある限り、手が打ちづらいのかも。例えば、テレ朝を一部でも切ってDAZNに行くといった賭けに出られるのかどうか。げんにWWEやUFCは何年かごとにそういうドライなことをして事業を拡大しているわけだけれど、ドーム2連戦でそんなに社内に抵抗があるなら、テレ朝との関係に手を付けることなど、かなりバーが高いのかもしれないですね。


ただあんまり現状維持にこだわっていると、そのうちに例えばDDTやノアなどの非新日本陣営がWWEと組んで、一気に配信に乗り出したりするかも。そうなると、新日本は資金面で圧倒されてまさかのマイナーリーグ化を余儀なくされるかもしれず。 


海外に進出する、そのために外人社長を雇ったというのなら、新日本ではそういう国際ビジネスの波に飲み込まれていくということが既定路線になっているのだろうと、外からは見えるんだけど、実はそうでもないということなんですかね。個人的にはいっそ、新日本プロレスという名前すら、変えた方がいいのではないかと思ったりしていたのだけれど。


スポンサーサイト



毎週更新!

Ad

プロフィール

高橋テツヤ

格闘技とプロレス、海外とニッポン、スポーツとエンターテインメント、勝者と敗者の際を究めて極めたい、プロレス・格闘技を愛するライター・翻訳者。

連絡先 takahashi.tetsuya アットマーク icloud.com

RSSリンクの表示